ただお前を愛してる。⒉



ミユの身体はとても小さく今にも壊れてしまいそうだった。






ミユ「っ……」






レイ「泣くな。泣くなよ。」






そう言って俺はミユを抱きしめていた。







ミユが泣いてると俺まで悲しくなる。







ミユ「レイ……っ、お願いっ……
もう私の前からいなくならないで……!」






震える声で俺に言った。





何の根拠もないのに今
返事をしなかったら、ミユは消えてしまうんじゃないかって……





俺の前から姿を消してしまうんじゃないかって不安になった。







そんなわけないのに。







レイ「ぜってぇいなくなんねぇから……
だから泣くな。」


❥ ❥ ❥





事故にあってもう四ヶ月がたとおとしていた。





事故にあってなかったら、今は付き合って五ヶ月なのか……







もし、事故にあってなかったら
今頃どうしてたんだろうか。


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