ただお前を愛してる。⒉
第11章:忘れたくない。
チュン
チュン
目が覚めると温かい体温と朝のまぶしさに包まれている。
私はミユ。
隣に寝てるのがレイ。
私達は恋人どうし。
大丈夫。覚えてる。
私は忘れたりしない。
だけど毎朝確認する。
私は誰なのか。私は私であることを
確認するんだ。
❥❥❥
レイ「おはよ」
そんなことを考えていたらレイが起きたみたい。
ミユ「おはよう。」
ねぇ、レイ。
私ね。不安なんだ。
私は大丈夫。そんなふうに思ってるけど
頭の片隅によぎること。
それはね、
あと何回レイと一緒に寝られるだろう
あと何回おはようと言えるんだろう
あと何回レイに朝ごはんを作ってあげれるんだろう
あと何回この家にいれるんだろう
あと何回あなたの傍にいれるんだろう