ただお前を愛してる。⒉


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【レイside】





やっぱり最近ミユの様子がおかしい……







話が全然かみあわねぇ。





今日学校だけど心配だし、ミユのそばにいようかな……







ミユ「レイ、遅刻しちゃうよー?」







レイ「俺、今日休むわ。」






ミユ「へ!?なんで?具合悪いの??」







心配そうに俺のおでこに手をあてるミユ






レイ「最近ミユ変だから。」






ミユ「へ?どこがよ〜!」





そう言って笑ってる。






俺の気のせいなのか……?





心配しすぎなのか……?






ミユ「大丈夫だから!!ほら、学校行って!」






レイ「わかった……
なんかあったら連絡して。」





ミユ「うん!大丈夫だと思うけど〜」







大丈夫、だよな?






レイ「ミユ……
いなくなんなよ?」







ミユ「私はここにいるよ?」






レイ「今日すぐ帰ってくるから。
絶対家にいろよ。」







ミユ「うん。わかった。いってらっしゃい!」





レイ「……いってきます。」






ミユの笑顔を見たらそれ以上なにも言えなかった。







いや、これ以上言っちゃダメだと思ってたんだ。







そんなこと言ったら本当に









現実になりそうで







ミユは俺の前から消えるなんてありえないのに。





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