ただお前を愛してる。⒉


〖ミユsaid〗


「ミユ」


ん?この声……





レイ?






「俺がお前を守るから。」






レイ……


私、いつもレイに守られてばっかだよ。





だから、今度は私がレイのこと守りたい。




「ううん。今度は私があなたを守るよーー!!」



「何で俺がミユに守られんだよ。
つーかミユは俺の隣にいてくれればそれでいいんだよ。

そろそろ時間だ。じゃあな。」






え!?




「ま、まって!!どこ行くの?」




「俺はいつだってお前のそばにいるよ。」




「や、やだ!!もう少し一緒にいたい!!」



やだよ……!



「もう時間だ。ミユだって呼ばれてるぞ?」



へ……?どーゆーこと?


誰に?



「俺に決まってんだろ。」




ふふ。


やっぱりレイは人の心がよめるんだね。





「お前は分かりやすいんだっつーの。
お前の心しか俺は分かんねぇよ。
つーか、他のヤツの心なんて知りたくもねぇし。
じゃあ、またな。」




へ!?


「レイーーー!!」

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