消せない想い

「今日も髪さらっさらだね~」

そう言いながらゆうちゃんはわたしの髪を触りだす。

「えーそうかなぁ?特になにもしてないんだけど…」

思わずそう返すと、彼女は不服そうに口を尖らせた。

「なんでなにもしてない舞桜がそんなさらっさらで、結構頑張ってる優莉が…」

と、自分の髪をぺしっと揺らす。

「…こんなくるくるなのよ~」
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