哭く花

先生は私の落ち着いた様子を見ると、

よし、ともたれていた壁から起き上がり、

「ナースセンター行こうか」

と微笑んだ。

「どうも、これからのことを話さなければいけないらしい」

先生は頭の後ろをポリポリとかくと、

振り返り、先に歩みを始めた。

「、はい」

私は少し緊張を覚えたまま、先生の後ろをついていった。

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