少女マンガ的社内恋愛
にしても常務はどうしてあんなに私にだけつっかかってくるのかしら?


私昔常務に何かした……?だけど3~9歳の頃なんて、いちいち記憶に無い。


私が何かしたなら、言ってくれればいいのに――――…位の高い人は何考えてんだか、よく分からないわ………


「澄鳴ちゃん、眉間にシワ寄ってるわよ。常務の事で悩むのはいいけれど、今は仕事中よ」


相変わらず楽しそうな燐の事は、やっぱりスルーしておく。


「帰ってこい、私の平穏な日々ぃ~~~~…」


もう一度大きな溜め息をついてから、ポンッとキーボードの1つを指で押した。


「倉金!!」
< 105 / 383 >

この作品をシェア

pagetop