少女マンガ的社内恋愛
これ以上セクハラするんだったら、お父様である社長に訴えますよ!?


そんな思いを込めてキッ!と睨みつけると、常務は「はいはい」とようやく離してくれた。


「本当はもっと澄鳴とイチャイチャしたかったんだけど、これから外出なきゃいけないんだよなぁーー」


「イチャイチャって……!常務!私達つき合ってませんよね!?ってか外出しなきゃいけないんだったら、早く準備して行って下さい!!」


「分かった分かった。それじゃあな、澄鳴」


――――チュッ


「………っ!!」


不意に額に口づけをされて、瞬く間に真っ赤に染まる私のホッペ。
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