少女マンガ的社内恋愛
えっ?もしかしてこの人、オレと会った事があるのか?


慌てて常務就任前と現在関わった·関わっている取引相手の顔を思い出すも、誰ともヒットせず。


「そうです、けど……」


とりあえず認めてしまうと、男はなぜかまた表情を変えた。


次はキラキラと嬉しそうな笑顔……アレ?


この人の笑顔、なんか澄鳴に似てる――――…?


「やっぱり幸作か!久し振りだな!」


「えっ?」


「なんだよお前オレの事忘れちまったのか?進一朗だよ進一朗!!倉金 進一朗!!」


倉、金…?進一朗?


「―――あっ!澄鳴のお兄さん………っ!?」
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