少女マンガ的社内恋愛
「ちょっ、常……」


「もし空き巣がお前の部屋に侵入してて、澄鳴に何かしてたら…って考えると、それだけでゾッとする。犯人自力で見つけ出してブッ殺したい位、怒りでどうにかなりそうだ」


慌てふためく私にこれまたナチュラルに物騒な発言をする常務に、ピキッと固まる体。


「何もずっとってワケじゃない。暫く時間が経ったら戻っていいから……オレの近くにいてくれねぇか?」


直後に切なそうな、不安そうな瞳で顔を覗き込まれて、顔があっという間に赤く染まってしまった。


常務…私の事心配してくれてるんだ……


どうしよう……私、嬉しい。
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