少女マンガ的社内恋愛
同じ会社の常務の自宅に社員が住むなんて、例え一時的でもとんでもない事だ。


常務と社員。男と女。男は女の事が好き。


ヤバイ要素満載の提案なのに、“断らなければ”という気持ちを嬉しさが上回ってしまう。


「ハイ…分かりました」


気がついた時には何度も断る事も無く、アッサリと承諾してしまっていた。


ホッとした様に微笑む常務に、ますます高鳴る私の鼓動。


今までずっと見て見ぬフリをし続けて来たものに、気がつき始めた日だった。


「変な事しないで下さいね」


「え~~~」


「え~~~って何ですか、え~~~って!!」
< 240 / 383 >

この作品をシェア

pagetop