少女マンガ的社内恋愛
ちょっぴりセンチメンタルな気分に浸っていると、今までと違う雰囲気のページを発見。


『今日は公園に遊びに行った。転んで怪我しちゃったけど、幸作君がお水で洗ってくれた』


『幸作君の10歳のお誕生日パーティーに行って来た。ケーキの苺を分けてくれた』


相変わらず鬼ネコ・アイツと書かれているのは変わらないが………所々“幸作君”と記されているページもあったのだ。


流し読みしていくと、どうやら昔の常務がいい事をしてくれたり優しかった日だけ名前で書いていたらしい。


ここで私はようやく、普通に呼ぶ時は幸作君と呼んでた事を思い出した。
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