少女マンガ的社内恋愛
嫌いのち好き
私と常務2人分の体重を支えるベッドが、ギシッと音をたてる。


「んっ………」


深く深く、口づけをされて、声が漏れた。


滑り込んで来た常務の舌が私の口内を自由に動く度、ゾクゾクとした感覚が体中を巡る。


「常務……」


唇を離してこちらをジッと見つめる常務は枕元のライトに照らされているだけで、フェロモン倍増だった。


なんか明るい所で見るより少し薄暗い方が、常務がカッコ良く見える………不思議。


でもこんな事言ったらまた調子に乗りそうだから、黙っておこう。


「何考え事してんだ?澄鳴」


「………っ!?ヒャッ!?」
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