少女マンガ的社内恋愛
アワアワしてる私の前でかなり不機嫌そうに辻尾さんを睨むのは、辻尾さんの友達のハズの常務。


「じ、常務…?なんかいきなり不機嫌になってません?」


「……なってない」


「フッ…メニューはそこに置いてあるよ」


確実にブラックオーラを放出しているのに否定する常務に戸惑う私に対して、辻尾さんは変わらず爽やかに対応。


「注文決まったら呼んでね」と言うと、別のテーブルに行ってしまった。


「行っちゃった………」


もう少しお話したかったな……だけど他にもお客さんいるのに私達だけに構いっ放しなんて出来ないし、しょうがないか。
< 77 / 383 >

この作品をシェア

pagetop