少女マンガ的社内恋愛
まるでテレビに出てくるアイドルの様なスマイルを振り撒きつつ、登暉はまた別の客の所に歩いて行った。


「ちょっと常務!私自分で払いますから!」


「だから女に会計払わせる様な教育、オレ受けてないっつってんだろう。いいから黙って奢られろ」


サンドイッチとフレンチトーストを完食し、レジでもチビネズミの分をどちらが支払うかもめるオレ達。


チビネズミは自分の分は自分が!!と喚いていたけど、無視して2人分の支払いをしといた。


パーチェに連れて来たのはオレなんだし、気にする事ねぇのに……


「お前、家どこ?送る」


「っ!?」
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