少女マンガ的社内恋愛
外に出て然り気無く提案してみるも、コイツが簡単に“いいんですか!?”と言うハズが無い。


「だっ、大丈夫です!私の家ここからメチャクチャ近いんで、1人で帰れます!では常務、ごちそうさまでした……っ!!」


「あっ、オイ!!」


止める間も無く猛スピードで立ち去られて、道端で1人突っ立つおかしな29歳。


「アハハハハ!幸作みたいなイケメン常務様に『送る』って言われてるのにそんなに急いで帰るなんて、澄鳴ちゃんよっぽど幸作と帰りたくなかったんだなぁ~~~」


自宅マンションに帰ってボンヤリしていると、約束通り登暉がやって来た。
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