イケメン 一家に囲まれて

その日は、たまたま遅刻してしまった。

「おはよう!」

チャイムが鳴った後教室に入った。

「…」

「みんな?どうしたの?」

「…」

いつも元気にクラスに入るのは私の日常で、いつも返事を返してくれるのにその日は返事がなかった。


「瑠璃!おはよ!」

「…」

瑠璃は顔を下に向けた。

「ねぇ、立花ってさぁ本当は性格悪いんでしょ?」


「瑠璃ちゃんが教えてくれたんだぁ」

なんとことかさっぱりで、唖然としてなんにも言えることもなくつ立ってるしかなかった。
< 108 / 196 >

この作品をシェア

pagetop