イケメン 一家に囲まれて
「やめろよ、コイツは使用人なんだぜ?恋なんかしたら即クビだろ?」
うんうんその通り!
「そうよね…」
「それに、あんま可愛くねぇだろ?」
うんうんその通り…じゃない!
貶したよこの人!サラッと貶した!
「俺が行っておくから次の授業誤魔化しといて」
「了解ですわ!任せなさい!!」
え?何この状況…読めないんですけど…。
腕を引かれ連れてこられた場所は裏庭だった。
「いやぁ〜、さっきはごめんね?可愛くないとか嘘だから!」
「いえ、気にしてないので」
「クスッ…いいよそう言うの、君面白いからさ話してみたかったんだ!俺は藤堂 美咲」
「はぁ…」
それにしてもよく喋るなぁ。
「俺のこと美咲って読んでいいから」
「美咲…フッ」
「俺はどうせ女の子みたいな名前ですよ〜」
女の子みたいな名前で面白いと笑ってる事がバレ焦った。
アハハ…と気まずそうにしていると許してくれた。
「俺さ、唄ちゃんの事一目惚れしてさ、付き合いたいから友達から初めて欲しいんだ!ダメかな?」
と、友達!!