イケメン 一家に囲まれて

戦争から帰還し、自宅に戻った。


「なぁ、チョコは?」


「え、あ、あんたが、と、トイレ行ってる間に机に置いておいたわよ!」


誠司さんにチョコを私に行き、帰ってきたら遼が目の前に立っていた。


「っ…!捨てちまったじゃねぇか!」


「そ、そう、別にいいわよ」

「よくねぇ!」


な、なんでそう何怒るんだ?


「戸村!戸村はどこだ」

「ここです」

「至急車を出せ!学園に行く!」

え?

「ちょ、何で!?」

「チョコ…」

「え?」

「お前のチョコ取りに行く!!!」

何で?

何でよ…。

「私が嫌いならチョコ食べなくていいでしょ?」

「どうでもいいだろそんなこと!」

「いいよ、取りに行かなくて…作ってあげるから今から…」


「なら…いい」
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