イケメン 一家に囲まれて

その時、遼が遊見の手を振り払った。

「僕達の召使をたぶらかさないでよ」

「そうそう…君の会社潰すよ?」

「それはそれはご無礼を…」


遊見はすいませんと言い席につき去っていった。


こわ…かった。


手の震えはしばらく収まらなかった。


昼食は、美咲と中庭で食べた。

美咲は優しくしてくれて安心した。


でも、私は甘かった。


ただのバカたった。
< 167 / 196 >

この作品をシェア

pagetop