イケメン 一家に囲まれて


「なぁ…」


「ん?」


遼に抱きしめられた次の日、学校は休みで庭でお茶をしていた。


私は庭の手入れをしている。

「恋ってなんだろうな」


「へ?!何!?恋したの?!」


誰だろう?

やっぱり美人?

ズキッ…


遼の好きな人を思い浮かべると心が痛くてわけがわかんなかった。


「恋っていうか…わかんねぇ」

「そっか…」


なんだろう胸が締め付けられていたい。


訳わかんないよ…。

こういう時どうすればよかったんだっけ。

お父さんお母さん…教えてよ。


帰ってくるはずのない答えに…戸惑っていた。

< 170 / 196 >

この作品をシェア

pagetop