イケメン 一家に囲まれて

「俺達がおかしいと思ったから問い詰めたら吐いた…」


遼が口にした。


わかったんだ。

昔のことも…。


「本当にすいません…私の娘が…この恥さらし!」



何でこんな人ばかりなんだ…。


「お帰りください…」

「えっ?」

周りにいた人たちが驚いた。


「いつまでもいつまでも…親のすねを齧って恥ずかしくないんですか?!」


そうやっていつまでも顔を伏せて。

「親が謝る必要なんてない、確かに親も悪いでですよこんな育て方して…」


恥ずかしくないの?

「いつまでもそうやって、親に守って生きるんですか?貴方達に謝ってもらうまで私は許しません、どうぞお帰りください」


「っ…!確かにそうですね…私たちはあくまでおや少し甘やかしすぎたようです」


「えぇ、唄さん…ありがとう、私達はただ権力を振りかざしていただけね、親はあくまでも観客者…私達は出しゃばりすぎたみたい…」


そう言うと美堂と遊見を連れて帰って言った。

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