イケメン 一家に囲まれて

「その顔、凄い面白いよ」

「なんで…」


彼はそのまま近づいてきてソファーに座る。


「なんでって?君がムカつくから、庶民のくせに調子にのって俺達に恥をかかせた」


顔は穏やかなのに、凄い怖い。


何をするか分からない状態だ、何をしていいか分からない。


刺激してしまったらきっと襲われる…。


「だからさ、最高の話を持ってきて上げた、君がその歪んだ顔をもっと歪ませてくれる話」


イカれている…その性格が…。

顔をニコッと笑わせ、口を開く。

「まぁ…リラックスしてよ、話すにはまずはお茶がないとね、待っていて用意して上げるよ」
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