イケメン 一家に囲まれて
カチャ…
静かに置かれた紅茶の入ったカップは無駄に高いカップと紅茶に違いない。
紅茶の匂いは部屋にすぐ充満した。
「さて…何から話そうか」
「何故…何故あなたは私の両親の……その…」
「死の理由をしってるかって?君は信じるわけ?人質に取られ監禁され、もしかしたら嘘を言うかもしれないのに?」
確かに、そうかもしれない。
聞いている私は馬鹿だ、けれどそれ以上に両親の死を知りたい。
きっと私はそれにすがりたいんだと思う。
交通事故じゃない、両親はしっかり出来ていったて。
そんなこと無意味だとわかっていても。
「まぁ、良いけど。何から話そうか…そうだね君の両親の交通事故の時についてからにしよう」
彼は微笑み紅茶をすすり、口を開いた。
「あれはね…仕組まれていたんだ、何者かによってね」
そして爆弾を落とす。