イケメン 一家に囲まれて
甘いマスクを被った悪魔
「はぁ…」
あれから3日の休日は過ぎて、戸村さんは私の前ではいつも本性で接してくるようになった。
「幸せ逃げちまうぞ、地味子」
このいじりもそうだ、清楚な制服の上に黒いカーディガンをはおり長い髪を一つ結びにしただけなのに。
地味子といじられている。
おまけに、彩ちゃんと仲良くなってからあの二人とはもっと中が悪くなり仕事のやりにくい環境がもっとやりにくくなった。
あの二人はまだ玄関に来ない。
「地味っ!」
「ダセェ」
きたと思ったら、挨拶の前に愚痴だ。
そのイケメン顔を壊したいよ…確かに私はブスだから仕方ない。
イケメンだからって!