イケメン 一家に囲まれて

ピッー!

始まりの笛と共にみんなが動き始める。

二人は連携プレーをかさねゴールを決める。

さすがに強い、さっきも見ていて目を奪われるくらいだった。

でも、私は女は背も小さいしボールは取りやすいゴールも決めれる自信もある。


12ー1…始まってまだわずか…


みんな苦戦していた。

私はマークされていない、女だからと気にしていないみたい。


売った喧嘩は買う、私はいじめで恐怖しかなかった体育では自慢の体力と反射神経でいじめっ子に勝てた。


だからこそ、ここで負けたくない大嫌いな金持ちに!

マークされていない私は双子の前に出る。

二人は驚いた顔をした後に、面白いという顔をして私から逃げる。

ボールをいつも持ってるのはあの二人。

私が奪う!

ボールを奪いゴールへ向かう、さすが男の子すぐに追いついてきて女の私ではきつい。


高く、高くジャンプをしてボールを投げた。


距離なんて関係ない、ゴールさえ決まれば…

お願い決まって‼︎

ボールはゴールに吸い込まれていった。



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