イケメン 一家に囲まれて
「あれ?お姉ちゃんもお勉強するの?」
「えっ?…うん、お姉ちゃんもテストがあるんだ」
そういうと彩ちゃんは顔をパァた明るくしたり
「そうなの?彩と一緒だね‼︎」
「そ、そうだね‼︎」
私は、成績に関わるからなぁ。
勉強を黙々と進めていく。
「ふーん、君…やっぱり嫌い」
「俺も…お前ウゼェ」
知らないうちに帰ってきていたのか、私の目の前にいて私のノートを覗いていた。
というか、何故暴言を吐かれているのか…
「遼にぃ…ひなにぃなんて…大嫌い‼︎」
「なっ‼︎」
「彩!俺は何もしてねぇぞ!」
彩ちゃんもっと言ってやれ‼︎
この人達最低だよねっ!
「お姉ちゃん頑張って勉強してるのに、バカにしてたもんっ」
「そ、それは…」
モゴモゴと口を閉ざして、二人ともどこかへ消えた。
「彩ちゃん私は大丈夫だから、お勉強続けようか」
「うん‼︎」
無邪気な彩ちゃん…あの二人が夢中になるのも無理ない気がする。