イケメン 一家に囲まれて
テスト数日前、切羽詰まった中…
何故、漫画を読まされている⁈
「早く…君さ俺が読ませないと漫画読まなかったでしょ?」
「て、テストがあったのでそのあとに…」
「テストなんかどうでもいい!早く読んで‼︎」
な、何て横暴な!
テストは1番大切なのに!
と、というか…
BLはとても刺激が強いといいますか…
「どう?」
「と、とても純粋でいいですねっ!」
嘘です!
な、何なんだこの内容は‼︎
く、口に言いたくないよぉっ!
「わかってくれた?しょうがない今日はここまでにして勉強を教えてあげるよ」
ご機嫌になったのか、今日はこの辺にしといてくれるらしい。
そうとなったら勉強だ。
教科書を広げ、黙々と進めていく。
「君、ムカつくくらい頭いい方ただね」
「へっ?」
頭がいい?
「だってこれ解けてるじゃん」
それはない、前の学校では赤点ギリギリだったし。
「まぁ、今回のテストはいけるんじゃない?」
「本当ですか?よかったぁ」
「だからあいつらも勉強してんのか…」
「何か言いました?」
何かボソッと言った気がしたんだけどなぁ…
気のせいか…
そのあとまた黙々と問題を解いていく。
お風呂の時間が来たので、ホテルのような大きいお風呂へ向かう。
ガララッ
「はっ?」
「へっ?」
上半身裸の知らない…男⁈
「しししし、失礼しましたっ‼︎‼︎」
な、何でお風呂に人が⁈
と、とりあいず戸村さんのところへ行かなきゃ!