イケメン 一家に囲まれて
彼のことを知りたいのはもちろん、彼から話してくれるのを待ちたいから断った。
私は「大丈夫です」だけで終わらせれば良かったのに、話すのを待つなんて言ってしまった。
「僕寝るから」
私が心の中で考えているも、そう言って誠哉さんは部屋から消えてしまった。
金持ちに関わって何一ついいことなんてなかった。
けれど、この人達は違うなんてことを思ってしまう。
本当はどうかわからない。
考えるのがバカらしくなってきて私はテストに集中することにした。