イケメン 一家に囲まれて

「旦那様にお会いになられるんですよね?服お持ちします」

「お願い、ここにいるから」

スエットじゃあ、会えないでしょ。

誠哉さんの部屋に入り、私服を探し出す。

ワイシャツとカーディガンとジーパンを持ち、お風呂場へ走る。


「頭だけ洗いますか?」

「めんどくさいよ」

面倒くさがりやだな。

「私がやりますよ」

頭だけ洗わせて、頭を乾かし服を着るまで外に出る。

「着替えた」

「髪、整えますよ」

ワックスを使って髪を流し整えた。

「これでいいと思います」

「やっぱり君の事嫌い」

「はっ?」

おっと…いきなり意味のわからないことをかますから口調が荒れてしまった。
< 54 / 196 >

この作品をシェア

pagetop