イケメン 一家に囲まれて

「龍ちゃん、ご飯作りにきたよ」

「ゆっくりしとってよかのに、せっかくやけ頼もうかな」

あの、お金持ちたちのために色んなものを作った。


フライドチキンや唐揚げ、ピザはさすがに市販だけど…


「みんなのことに呼んでくるけんね」

龍ちゃんに言って、台所を出てみんなのいる部屋にいく。


「なにしちょんのー‼︎」

部屋に着くなり、朔さんと戸村さんと彩ちゃんは夢のかなそれは良かった。


が、この双子ー‼︎

「障子に穴開けて‼︎なにしちょんの?」


このやろー‼︎

障子に穴開けて楽しむって何歳だよ⁈

「はっ?障子があったら穴開けたくなるだろ?」

「僕障子穴開けて楽しんでないから、これを嫌そうになおしている姿を見て楽しんでるだけ」


なんて奴らだ、ほおっておいたらなにするかわかんない…


「よっ!久しぶりだってなんだこれ?」

「ごめん‼︎この双子が障子に穴開けよって、ほら謝って⁉︎」

「なにその人?」

「俺しらねぇ〜」

くそっ!このワガママ金持ちめっ!

神木 秋 (かみき しゅう)龍ちゃんの息子で私の一つ上でお兄さんみたいなひと。

「秋にぃごめんね…」

「いいって、俺そっちの学園に世話なちょってるんけど知っとた?」

「えっ〜⁈知らなかった…」

同じ学園にいたんだ…
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