イケメン 一家に囲まれて

長い間バスと電車に揺られ、でかい豪邸についた。


戸村さんにはゆっくり休むように言われ、部屋に入り両親のことに考えた。


「はぁ…」

両親のことを考えていると、どうしても寂しさが込み上げてきて自分が嫌になる。


目線を変えてみれば戸村さんがくれたプレゼントが視線に入った。


私もプレゼント渡さなきゃ。

クローゼットから取り出すのはハンカチ。

新しいハンカチが欲しいと言っていたことを思い出しこれにした。


青いハンカチで大人に人気があると進められ買ったのだ。


ついでに自分のご褒美で爽やかな匂いのする香水まで買ってしまった。


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