消せない後悔、大好きな君。
*3
「柊〜、今週練習試合入っちゃったからごめん。」
『心花が暇なときでいい。』
「ありがと。」
あれから1年、5年生になった。
あたしと柊は半年前から付き合い始めた。
悠記のときとは違って、バカップルではないけど。
あれから悠記とは少しずつだけど前みたいに戻ってきている。
「心花ちゃん、彼氏?」
「うん。」
あたしに声をかけてきたのは家が近所の木内真緒-キウチ マオ-ちゃん。
「学校行ける?」
「うん。行こう。」
新しい友達もできて、あたしもやっと普通に戻ってきた。