まじめっ娘とイケメンくんの恋
「お昼買ってくるわ」と
彩子さんと元春さんは部屋から出ていった。
やっと解放される!
と思いきや
「あやっぺさ~どんなのが好み?
一生彼氏居ないなんて寂しいよ?
探してあげるから」
と まだ続き
「結構です!
一生彼氏居ないとか勝手に
決めつけないでください!」
「へぇ~作る気はあるんだ」
「ほっといてください!」
「オレたちで試しとく?
免疫つけてた方がよくない?」
いきなり手を取られた。
「やめてください」
「まさか?手を繋いだこともないの?」
「それくらいありますっ!」
高校の体育祭のフォークダンスでね。
「手を繋いだことはあるの?
へぇー彼氏居ない歴 年の数の子が?」
「それって恋人繋ぎとかじゃなくて
ただ触れただけっしょ?」
「もー!!!用がないなら
部屋へ帰ります」
「都合が悪くなると逃げるタイプ?」
言い返しはしないけど
雅治さんはあたしの一番嫌いな
めんどくさいタイプ?って言いたい。
「おいおい!いい加減やめろ
可哀想だろ」
やっと止めてくれる人が現れた
その名はゆうくんこと 佑樹さん。
「あれ?佑樹
まさかあやっぺを気に入った?」
「ごめん・・・
100歩譲ってもそれないわ!」
「もー!!!どこまでバカにすれば
気が済むんですか?
あたしがあなたたちに何かしました?
迷惑かけましたか?
初対面の人にそこまで
貶されたくないです!
2度と来ないでくださいと
いいたいけれどそれは
彩子さんが居ることだから
強制できませんけど!!!」
あたしは部屋へ閉じ籠った。