まじめっ娘とイケメンくんの恋


冷凍庫にカルビがあるから
解凍すればカルビ丼ができる。


なのに家に帰ってみれば
予想外の展開になってしまった。


予想外の人が帰ってきていたから・・・。


リビングでくつろぐ二人
そう彩子さんと元春さんが
仲良くお茶をしていた。


「お帰りっ!!!
えー!!!何々?
面白い組み合わせ!」


彩子さんの一声はそれ。


それに続いて元春さんも
「うん?マジ?
隠れて付き合い始めたとか?」
と ニヤニヤとしている。


「勝手な想像すんな!
付き合うわけねーだろ」


「だよね!
謙太が一番あやっぺのこと
いなかっぺだとか女っけゼロだとか
言ってたもんな」


女っけゼロか・・・
イケメンの謙太さんから見たら
全然女じゃないよね
でも あたしの居ないところで
そんなことを言われてるのって
ショックだな。


「こら!元春!
そんなこと言わないの
ねぇ~綾子はいなかっぺでもないし
女っけゼロじゃないもんね」


「わかってますよ
自分のことですから
でもイメチェンして
彩子さんにメイクを教えてもらって
少しは変わったかな?って
思ってましたけどまだまだなんですね」


「変わったよ
全然違うもんな~」


「そーですか?
元春さんありがとね
お世辞でもうれしいです」


「そーいえば綾子
学校の先輩に誘われてるって
どーなったの?」


そう・・・友達の友達の・・・と
言う繋がりの先輩から
今度ご飯でも行かない?
と誘われてることを彩子さんに相談してた。




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