まじめっ娘とイケメンくんの恋


「いいです・・・もう頼みません
他を当たります」


「はぁ?他を当たる?」


「そーよね!綾子
ホストクラブを紹介するわ
後腐れなくてその方がいい
謙ちゃんなんかより全然うまいと思う」


「はぁ?なんなん綾子
バカにすんなよ」


「おい!綾子
お前そんなとこ出入りしてるわけじゃないだろうな?」


「してないわよ」


「紹介とか言ってるじゃねーか」


ヤバいあたしのせいで喧嘩が始まった感じ?。


「ばーか弟のバイト先はホストクラブでしょ」


彩子さんの弟
学生でホストクラブでバイトしてるらしい。


「あ・・・あきらか・・・焦ったぁ」


「あたしは元春だけで十分ですっ!」


「オレも」


勝手に世界に入る二人。


「お前らどーでもいいわ
何しに来た?」


「お見舞いよお見舞い
迷惑そうだから帰ろうかね」


「あ・・・あたしも帰ります」


帰る準備を始めた。


「おい!あやっぺ
ホスト行くのか?」


「わかりません
でも謙太さんには
もう頼まないから安心してください」


「どうするつもり?」


「けんちゃん!しつこいわね
あんたには頼まないって言ってるんだから
いいじゃん?ううん?それか気になる?」


「いや・・・別に」


「さぁ帰ろ綾子」


あたしは彩子さんたちに連れ出される感じで
謙太さんのアパートから出た。





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