まじめっ娘とイケメンくんの恋
「そっちの綾子ちゃん」
「あ~めんどくさ
そっちは【あやっぺ】でいいじゃん
言いやすいじゃん
それに田舎っぺみたいで似合う似合う!」
「それなぁ~」
「ねっ!あやっぺ
彼氏居ない歴って年齢と
比例する?」
いきなり当てられ少し動揺して
素直に答えてしまった。
「いけませんか?」
「マジぃ???天然記念物!」
「失礼ですね
あたし部屋へ帰ります」
「帰らなくてもいいじゃん
ほらほら座って!」
けんちゃんと言われる人に
無理やりソファーに座らせられた。
「おい!謙太
あまりひどいことすんなよ」
「ひどくないよ
立てってたら疲れるかと思って
座らせてあげただけじゃん」
両方に座られると
逃げ出すことができなくなった。
「彩子 そろそろ昼じゃね?
何か食うもんねーの?」
「あるわけないでしょ!
今引っ越してきたのに」
「あやっぺ!何か食うもんない?」
「ありません」
「冷たいなぁ~
何か作りましょうか?とか言えないの?
女と言うのはね気が利かないと
ダメだよ!モテないよ」
「別にモテたいとか思っていませんから」
「冷蔵庫に何かある?」
勝手にあける元春という彩子さんの彼
「おっ!色々あるじゃん!
あやっぺは料理作れるわけ?
スゲーな!!!」
「生きていくためには
必要なことです」
「あっそう・・・
可愛くねー!」
言われなくてもわかってますっ!