まじめっ娘とイケメンくんの恋
あたしと貴生さんを見て
早く経験しとかないと
あたしの嘘つきがバレるからと
彩子さんに相談したそうだ。
「やっぱり父の件は
罠に嵌めたんだね」
「罠じゃねーよ
それはお前の勘違い」
「違うしぃ!そうさせたのは二人だし」
「まぁ結果論勘違いしてくれて
よかった!ってことだな」
「もぉ~」
「なぁ~あいつとキスぐらいしたか?」
「あ・・・うん」
体が拒否反応起こしたけどね。
「そっか じゃあ
エッチもすぐだな」
「えっ・・・」
「男だったから好きな女を
早く自分のものにしたいと思うもんだよ」
ーーー次は返さないかもよーーー
そう言われた。
「謙太さんもそう思うの?」
「思うね」
「あっ!そう言えばぁ
きれいな人とご飯を食べてたから
彼女かと思ってた」
「あ~会社の事務員ね
かおりちゃんっていうんだけど
社内のマドンナ的存在」
うん納得
きれいだったもん。
「彼女かと思ってたって
よく言うな 居ねーの知ってて
彼女居るならお前とこんなところに
こんな時間に来ねーわ」
「お前こそ 定員が来ても気づかないほど
イチャイチャしやがって!」
イチャイチャはしてません
「そんなことないよ」
「ほー!どの口が言ってんのかね?
田舎ッぺだったくせに」
「ひどっ!」
「あっ!怒った?」
「でも・・・
田舎ッぺのあたしでも
いいって言ってくれる人居るから
いいもん」
「ムカつくなお前!」