涙色
マンションに入ってフッと体の力が抜ける。
––––ダメだなぁ、私。
全然強くなれてない。
ハハッと乾いた笑いが部屋に響く。
私はベッドまで歩いていく。
そして、倒れ込む私を優しく包むベッド。
––––ボフンッ
私はぼーっと天井を眺める。
・・・今日も迷惑かけちゃったなぁ。
私は生きてるだけでも迷惑なのに。
「なにやってるんだろ、私」
誰か助けてよ。
ねぇ。
私はどうすればいいの・・・?
私は静かに目を閉じた。
夢羽side end