涙色
彼らは私に光をくれた。
『俺らを信じろ。俺らは絶対裏切らない。』
『夢羽はいらなくなんかないよ。俺らにとって夢羽は必要だよ。』
『そうだよ!!だから、僕達と仲間になろ?』
『俺らが救ってやるからさぁ〜姫になろうぜぇ?』
『・・・信じてる。』
彼らはそう言ってくれた。
モノクロだった世界に色が少しずつついて。
もう忘れていた感情を、教えてくれた。
暗闇の中にたったひとりでいた私を光の中に引き込んでくれた。
嬉しくて。
楽しくて。
もうひとりにはなりたくなくて。
依存した。
彼らに。桜嵐に。
依存してしまった。