涙色


・・・どれにしよう?


この店に来てから20分ぐらい経つんだよ。


だって、だってさ!?


男女で両方つけれるものだよ!?


ペアとかはあるけどさ、6人だし・・・。


なんかいいもの・・・。


「・・・あっ、これは?」


私が見つけたのは、十字架で、両端に翡翠色の石がついているもの。


「いんじゃね?」


最初に私が選んだものを見たのは透理だった。


「だよね?」


そう言って私は他の人にも見せに言った。


「雅人ー!これどう!?」


「おー、いんじゃね?夢羽って意外とセンスあんのな」


そう言って笑った。


よし。


とりあえず雅人は殴っておこう。


雅人の頭にはとどかないから、腕を1回殴った。


「っ!?いってぇ!」


痛がっている雅人なんて、私は知らない。




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