体重の無い彼女と僕との関係とは、

呪い side➽カナミ

アイカがここのクラスの権力者という事はみんな、クラス全員、知っている事。
しかし、私が、アイカや、ジュリと一緒になる事になっていたのは、私が近づいたからじゃない。

私の前にホノカがこの国（クラス）を追放（転校）して、ジュリとアイカは二人になった。その時、女王と姫がいて、使用人の役回りの人が居なかった。

そのころ（高校一年生の夏）

私はいわゆる地味子だった。体重もしっかりと、52キログラムあった。

パパとママは共働きでなかなか買い物を行かせては貰えなかったから、地味子が地味な安っぽいペンケースや、黒ピンに手作りの布のリボンを縫って付けたものなどをボロボロになるまで使った。

でも、たまにお出かけの時は可愛いものをたっくさん買ってもらえてた。

クラスの中には3つグループがあって、お城グループ、ギャルグループ、控えめな子やオタクの子が集まるグループがあった。

私は三つ目。私はこの頃の生活、日常に満足していた。幸せで楽しかった。






しかし、この幸せが壊れた。