体重の無い彼女と僕との関係とは、
「はぁ?」
彼女は馬鹿にしてんの?という目で僕を見た。

いやいや、あなたもかな〜〜り特殊だと思うけどなぁ…

彼女は僕にさらに厳しい言葉を投げてくる

「なにそれ?厨二病?」
引くわー引くわーと連呼して身震いする。


…初対面の人にこれだけ強く当たれる人の方が僕は引く。

「てか!!こんな時間じゃん!遅刻する?!いや!確定!!!!あんたのせい!!わーーん!!あんたの顔絶対わすれんよ!」

そう言い放ち、アニメの悪者のように去っていった。



「学校…行くか」

僕は目をこすり一つあくびをして何事も無かったように歩いた。コンクリートの上に落ちている


ナナミへ♡わたしのLINEのIDだよー!
@kamin×××○○○△▽
カナミより★☆

という個人情報丸出しのメモを捨てればいいのに、何気なくカバンのポケットに押し込んだ。

そして何事もなく学校へ向かった。
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