変わらない世界
目を覚ますとはじめに目についたのは白色のカーテン。
私はベッドの上に寝かされていた。体をそっと起こし、あたりを見回すと棚には薬品がずらりと並べてある。
白色のカーテン。
ベッド。
薬品独特の臭い。
ここは保健室だった。
(私、倒れたんだ…)
先生とお話ししてて、チャイムが鳴ったから教室に戻ろうとして…
そこで倒れたんだ。
倒れたとき、うっすらと先生の顔が見えた。
すごく心配してた顔――
―田中!しっかりしろ!―
先生が真剣な顔をして私の名前を呼んでいた。
私が覚えているのはそこまでだった。
私はベッドの上に寝かされていた。体をそっと起こし、あたりを見回すと棚には薬品がずらりと並べてある。
白色のカーテン。
ベッド。
薬品独特の臭い。
ここは保健室だった。
(私、倒れたんだ…)
先生とお話ししてて、チャイムが鳴ったから教室に戻ろうとして…
そこで倒れたんだ。
倒れたとき、うっすらと先生の顔が見えた。
すごく心配してた顔――
―田中!しっかりしろ!―
先生が真剣な顔をして私の名前を呼んでいた。
私が覚えているのはそこまでだった。