変わらない世界
今日のお昼に先生と廊下ですれ違った。
私が女子トイレからでて来ると丁度、柴田先生は階段を上がって来ていた。
先生の階段を上がる足音は何度も聞いていた。
ゆっくりとあまり足音をたてない。
だから何となく、足音の主が柴田先生だって分かる
足音が先生だと分かると心臓の音がだんだんと早くなる。それと同時に、女子トイレから出た。
先生の姿が確認できたら真っ先に話し掛けに行く。
だけど今日は違った。
先生の隣にはあの女性教師、宮川が歩いていた。
頭の中が真っ白になって私の心臓は鼓動が早くなっていく。
私の楽しみが奪われていくようで---。
苦しくてなんと表現したら良いのか分からない。
先生と目が合った。
だけど私は目を逸らす。
私が女子トイレからでて来ると丁度、柴田先生は階段を上がって来ていた。
先生の階段を上がる足音は何度も聞いていた。
ゆっくりとあまり足音をたてない。
だから何となく、足音の主が柴田先生だって分かる
足音が先生だと分かると心臓の音がだんだんと早くなる。それと同時に、女子トイレから出た。
先生の姿が確認できたら真っ先に話し掛けに行く。
だけど今日は違った。
先生の隣にはあの女性教師、宮川が歩いていた。
頭の中が真っ白になって私の心臓は鼓動が早くなっていく。
私の楽しみが奪われていくようで---。
苦しくてなんと表現したら良いのか分からない。
先生と目が合った。
だけど私は目を逸らす。