変わらない世界
後ろを振り返ると柴田先生が、いつもの様に綺麗な姿勢で立っていた。
私よりもはるかに大きな身体で後ろに立たれると
少し驚く。
しかし、私は背の高い柴田先生が好きだ。
ノートに書き込まれる数式の綺麗な字も…。
「私、明日で卒業するんですね」
寂しげな表情で遠くを見つめると、私はそう言った。
「田中さんとは1年間しか一緒にいなかったけど、もう卒業となると早いものだ」
先生は続けて言う。
「明日、頑張れよ」
そう言った先生の顔は
微笑んでいた。
それにつられてなのか
私もいつの間にか微笑んでいた。
「はい!ありがとうございます」
2人は体育館を去った。
私よりもはるかに大きな身体で後ろに立たれると
少し驚く。
しかし、私は背の高い柴田先生が好きだ。
ノートに書き込まれる数式の綺麗な字も…。
「私、明日で卒業するんですね」
寂しげな表情で遠くを見つめると、私はそう言った。
「田中さんとは1年間しか一緒にいなかったけど、もう卒業となると早いものだ」
先生は続けて言う。
「明日、頑張れよ」
そう言った先生の顔は
微笑んでいた。
それにつられてなのか
私もいつの間にか微笑んでいた。
「はい!ありがとうございます」
2人は体育館を去った。