彼氏と彼女。
ドキドキしながらお昼を待って、
授業が終わった瞬間、すぐさま中庭に向かった
「瑞季!」
ベンチに座って待っていれば、大きく手を振って走ってくる彼の姿
「瑞季から誘われるなんてすげえ貴重!!!
てか、すっげえ嬉しい!」
笑顔でそう言いながら早河くんは、私の空いている隣に座った
いつもより距離が近くて、心臓の音が聞こえてしまわないか不安だ
「…あ、あの」
「ん?」
パンを頬張りながら振り返る早河くん
私は、食べる手を止めて顔を上げた
「…き、昨日はごめんなさい」
深々と謝れば、彼はいつものように「気にするなよ!」と笑った
…早河くんは優しい
だからこそ、
「―――…えっと、き、今日は、大丈夫…です」
私が動かないと
「――…え?」
私が言った意味が理解出来なかったのか、彼は首を傾げる
「………き、きす。
したい…です」
今度はちゃんとはっきりと伝えた
「―――…いいの?」
優しく頬に触れられたのにさえ、私の身体はビクッと跳ねた
授業が終わった瞬間、すぐさま中庭に向かった
「瑞季!」
ベンチに座って待っていれば、大きく手を振って走ってくる彼の姿
「瑞季から誘われるなんてすげえ貴重!!!
てか、すっげえ嬉しい!」
笑顔でそう言いながら早河くんは、私の空いている隣に座った
いつもより距離が近くて、心臓の音が聞こえてしまわないか不安だ
「…あ、あの」
「ん?」
パンを頬張りながら振り返る早河くん
私は、食べる手を止めて顔を上げた
「…き、昨日はごめんなさい」
深々と謝れば、彼はいつものように「気にするなよ!」と笑った
…早河くんは優しい
だからこそ、
「―――…えっと、き、今日は、大丈夫…です」
私が動かないと
「――…え?」
私が言った意味が理解出来なかったのか、彼は首を傾げる
「………き、きす。
したい…です」
今度はちゃんとはっきりと伝えた
「―――…いいの?」
優しく頬に触れられたのにさえ、私の身体はビクッと跳ねた