彼氏と彼女。
放課後になり、私は重い足取りで椅子から立ち上がる

隣のクラスに行くまでがとても緊張する



―――…怒ってないかな



早河くんが怒っているのではないか、という不安しかなくて

私は俯きながら教室に向かった




「――…まじかよ!?

キスまでしたのか!?」


教室の前に来たとき、中から声が聞こえてきて

静かに中を覗いた


中には早河くんと友達が話しているみたい



「いやー。まさか、お前と地味子がそこまでいくとはなー」


…地味子って、私のこと?


じゃあ、この話は


「そろそろさ、ネタばらししてもいいんじゃねえの?

どーせ、罰ゲームで告ったわけだし」




その言葉に、私の頭の中が真っ白になった
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