彼氏と彼女。
早河くんが私を好き?


「――…確かに俺は、あいつらとゲームをした。

だけど、俺は罰ゲームをしようが、しまいが関係なかったんだ。



だって、俺は瑞季が好きだったから。


"罰ゲーム"はただのきっかけにすぎなかったんだよ」


「…早河、くん…」


「だから、頼む」



ベッドに肘をついて、私の首に顔をうずめた彼


「――…別れるのだけは、勘弁して」



至近距離の彼の顔


私は真っ赤な顔と泣いているのを見られたくなくて、逸らした
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