彼氏と彼女。
――…毎日考えてしまう

どうして彼は私なんかに告白してくれたんだろうか


…クラスも違って、目立たない私は
きっと彼に知られてはいないと思っていたのに


毎日幸せすぎて、不安になる


―――…これは夢なのではないのだろうか


目を開けば、終わってしまうのではないかって



「…瑞季?」


「えっ!?」


「どうした?ぼーっとして」


心配そうに顔を覗かれて、思わず赤くなる顔


「…え、っと」


戸惑っていれば、徐々に近づいてくる彼の顔


―――…え?これって


「――…やっ」


顔を逸らしてから気づく


私は思いっきり彼から顔を逸らしてしまったことを


…しまった


また、やってしまった
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